「そうか、とうとう彼も男になったか。しかし、純子の童貞好きにも困ったもんだな」
竹中と応接室で抱き合った翌日の夜、新宿歌舞伎町の裏にあるラブホテルの一室で、純子は警備の岩田と抱き合っていた。二人はすでに一戦交えたあとで、岩田のペニスはまだ純子の肉洞にもぐり込んだままである。
「あの子には前から目をつけてたんだけど、ほんとうに童貞だって自信はなかったのよ。けっこう刺激的だったわよ。最初なんて、ちょっとお口にくわえてあげただけで、あっさり出しちゃうんだもの」
「初めてなら当たり前だろう。俺も思い出すよ。おまえにしてもらったころのことを」
純子と岩田は、実は高校で三年間、クラスメートだったのである。二年生の夏、岩田は純子の体で童貞を卒業している。
警備会社から岩田が東西銀行に派遣されてきたのは、まったくの偶然だった。唐突な再会に驚いた二人だったが、互いに独身というせいもあって、すぐに関係が後活した。といっても、セックスパートナーとしての関係であり、結婚などはまったく意識していない。
「あなたから聞いてはいたけど、竹中くんって、ほんとうに制服フェチなのね。さすがに私もびっくりしたわ。服を脱がないでくれって言われたときは」
「とか言っちゃって、けっこう楽しんだんだろう? 高校のときだって、よくやったじゃないか。体育倉庫で、おまえのセーラー服のスカートをまくりあげて……」
「フフフッ、まあね。でも、ウブな男の子っていいわね。竹中くん、あんな短い時間に四回も求めてきたのよ。ずっと制服を着てたから、もうクシャクシャ」
楽しそうに話す純子の言葉を聞いているうちに、岩田はまた欲情してきた。彼自身、もともと強い制服願望を持っているのである。
「うらやましいな、竹中くんが。俺も童貞に戻って、いまのおまえにセックスの手ほどきを受けてみたいくらいだ」
「それは無理だけど、童貞喪失プレイぐらいなら、付き合ってあげてもいいわよ。鶯谷のほうの性風俗で流行してるって、あなた、前に言ってたじゃないの」
「ああ、いまでもはやってるよ。制服プレイもな。スチュワーデスとか看護婦とか、いろいろ衣装をそろえてるところもあるんだ。おまえにも銀行の制服だけじゃなくて、いろんな格好をさせてみたいな。もう一度、セーラー服を着せるっていうのもいいし……」
「フフフッ、バカねえ、こんなおばさんに。でも、確かに興奮するかもね」
セーラー服を身につけた自分の姿でも想像したのか、純子の顔にうっとりとした表情が浮かんだ。肉路がキュッと引き締まり、岩田の肉体がむくむくと硬くなる。
「それより、次のターゲットはどうするつもりなんだ? 営業のだれかがいいとか言ってただろう」
「ああ、吉岡くんのことね。彼も童貞って感じがするし、体験しちゃう前に、なんとか声をかけるつもりよ。彼の情報も、何かあったら教えてね」
「まあ、竹中くんみたいにうまくはいかないだろうが、心しておくよ」
「ねえ、それより、まかたまらなくなっちゃったわ。もう一回、いいんでしょう?」
「もちろん、俺もそろそろって思ってたところだ。竹中くんもしあわせだよな。こんな体で初体験できたんだから」
「童貞をかわいがるのは楽しいけど、やっぱり男の人にリードしてもらって、ちゃんとしたセックスをするほうがすてきだわ。当分は付き合ってくれなくちゃいやよ」
「俺のほうからお願いしたいくらいだ」
そう言って、腰を振りはじめた岩田が、何かを思い出したように動きを止める。
「なあ、純子。次に会うときは、銀行の制服を持ってきてくれないか。きのう使ったミニスカートのやつを……」
「いいわよ。フフフッ、銀行の制服でもセーラー服でも、なんでも持ってきてあげるわ」
「ああ、純子……」
二人は興奮した声をあげ、今夜二度目のセックスヘと突入していった。
(完)
(完)